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そうめん流し
そうめん流し発祥の地でそうめん流しを食べる

そうめん流しは市内にもあるのだが、やっぱりそうめん流しは「唐船峡」が一番でしょう!とせがんで連れて行ってもらう。
唐船峡のそうめん流しが美味しいのは何でなんだろう。僕はたぶん、秘密はあのつゆにあると思っている。なにしろつゆが美味しいんだ。やっぱりそうめん流しで一番大事なのは、そうめん本体もそうだけど、それを生かすつゆが必要で、唐船峡は発祥の地ともあって、そうめんとそのつゆが絶妙にマッチし、他で味わえない味を醸し出している。
池田湖のイッシーを左手にみて唐船峡にむかう。台風が奄美の近くを通っているらしく少し風が強く天気はあまりよくない。
唐船峡は開聞町にある。薩摩半島でも南の方で、鹿児島市内から車を走らせる事1時間ちょっと。
鹿児島の唐船峡は、とても有名だ。休日のお昼時にになると多くの家族連れで賑わう。
食券売り場は長蛇の列だ。といっても今日は、平日で10分ほど並んで券を購入できた。コイのあらいまで揃ったAセットを頼んだ。
席は自分が好きな場所を選ぶ。天井の高い広場の席を選んで座る。席番号があるので食券を以て受付へ202番の席に座ったことを告げ食券を渡す。
調理場の中では、おばさんたちに交じって学生バイトかなと思わせる高校生くらいの男の子が三角巾とエプロンをつけ注文の入った虹鱒の塩焼きを盛り付けている。

天然の冷たい湧き水
京田湧水に手を触れる。氷水?と思わせるくらい冷たい。備え付けのコップに湧水をつぎごくごくっと飲み干す。そうめん流し器に流れ出る水は京田湧水らしい。
コップに汲んだ水を持って席につく。席ではテーブルの中央で水がぐるぐる回っている。そうめんをそこに流して箸ですくって食べるんだ。みずみずしく冷たいそうめんを食べることができる仕組みだ。
50歳くらいのやせ形の優しそうなおばさんが、ニコニコしながら料理を運んでくれる。
どんどん料理が並ぶ
そうめん


鯉のあらい、おにぎり
一番の売りはこのつゆだ。つゆをつぎ、ネギを入れワサビを溶かす。同時に早くそうめん食べたいとそうめん流し器にそうめんを流し込む。

一口ほおばる
冷たい水のなかをそうめんが泳ぎ出す。箸を突き入れると、勝手にそうめんがまとわりついてくる。それをすくってつゆに浸して無造作に口のなかに放り込む。そうそう、この味。やっぱり唐船峡のつゆはちょっと味が違う。ほんのり魚の風味が漂い、ちょっぴり甘い醤油ベースの出し汁。これを食べるために、市内から一時間かけてここまでくる価値がある。
こいのあらいは、ミの引き締まった歯応えのある食感で酢味噌でいただく。酢味噌に負けない濃厚なコイの味がする。

こいこくはしょうがの味とても強い。ニジマスの塩焼きは塩が効いていて、おにぎりとの相性がよくついついご飯を大きな口でほおばってしまう。
食事をとりながら、夏の終わりのセミの声を聞き、時折過ぎていく川の上を通ってきた涼風を心地よく感じながら贅沢な料理を楽しむ。

