このページには広告が含まれています
目次
ヘンゼルとグレーテル スカートの中
Black Lagoonを見ました。その中で、双子の殺し屋ヘンゼルとグレーテルの物語を見て胸が締め付けられる思いがしました。
ロックのやさしさの後に最後のグレーテル(もしくはヘンゼル)が見せたスカートの中。
そこには何があったのか。主人公のロックは、フラフラになりながら船の甲板に上がります。「なんてことなんだ。寄ってたかってトラに仕立てたんだ。人食い虎に」
「誰かがほんの少し優しければ、あの子たちは学校へ通い、友達を作って幸せに暮らしたんだ」
スカートの中には何があったんでしょう。
BLACK LAGOONを一気見
Amazon Primeで一気見できます。
【キャスト】
レヴィ:豊口めぐみ
ロック:浪川大輔
ダッチ:磯部勉
ベニー:平田広明
バラライカ:小山茉美
ガルシア:伊倉一恵
グレーテル:金田朋子
ロベルタ:富沢美智恵
ヘンゼル:南央美
竹中:佐々木勝彦
ボリス軍曹:楠大典
張:森川智之
【『BLACK LAGOON』あらすじ紹介】 岡島緑郎は旭日重工の会社員。重要なディスクを、ボルネオ支社まで船で運ぶ役目を担っていた。だがその途中、「ラグーン商会」と名乗る3人組に襲われ、緑郎は人質に取られてしまった。 ラグーン商会は、クライアントからの注文を忠実にこなす裏社会の運び屋だ。旭日重工は、東南アジアへの非合法ルートを使って密貿易をしていて、クライアントは、自分たちもそれに一枚噛ませろと要求しているのだった。旭日重工は機密を守るため、ディスクも緑郎も海の藻屑にしてしまおうと、ラグーン商会の乗る魚雷艇に攻撃を始める…
チャウシェスクの落とし子
劇中作品の発想の元になっているのが、チャウシェスクの落とし子です。
チャウシェスク政権下のルーマニアではストリートチルドレンが溢れていました。
1960年代後半、ルーマニア国家元首チャウシェスクは人口を増やすために人工妊娠中絶や離婚を禁止ししました。貧しい祖国に労働力を作る目的です。その結果、ルーマニアの人口は増えましたが、貧困のため育児放棄を行う親も増え養護施設・孤児院に引き取られる子どもも増えました。
東ヨーロッパにおいて、性的搾取・強制労働・人心売買が存在し、ルーマニア孤児院も、劣悪な環境で、栄養失調・暴行(性的なものを含む)があったようです。
しかしながら、劇中ででてくるような、ルーマニア孤児院からブローカーが接触した事があったのかは不明。特に公の事実にはなっていません。
このようなところがBlack Lagoonのストーリー発想の元になっているのではないかと思われます。
また、劇中のヘンゼルとグレーテルはそっくりな容姿から一卵性双生児の可能性が高く、アニメ描写の中から一人は男性、胸のふくらみから一人は女性であったのではないかと思われます。
スナッフビデオ・スナッフフィルム・スナッフムービー
「スナッフムービーの片棒を~」というセリフは、児童ポルノから殺人の始終を撮影したビデオが存在し、ヘンゼルとグレーテルはそのムービーの出演者であり、
「ヘンゼルとグレーテル」ビデオの中でガキどもはそう呼ばれていた。維持できなくなった施設から闇に生まれた多くのガキども。死んだ独裁者の落とし子たち。
ガキどもは、変態どもが喜ぶ殺し方を必死になって覚え、夜を一つずつ超えていき、そしてすべてを受け入れた。
迫真に迫るストーリーから本当にこんな事があったのではないかと思ってしまいますが、事実このような事があったのかは不明です。劇中ストーリーとしては、孤児院で維持できなくなった子供がブローカーに売られ、金持ちに引き取られて変態的な性行為と人殺しによって生きながらえた子供が、猟奇的殺人者に仕上がっていったというお話しになっています。
ヘンゼルとグレーテルは、「変態ども」(お金持ち)の被害者となったといえると思います。
せっかく海にきているのに
船倉の中で、ロックとヘンゼル(グレーテル)は二人きりになり「せっかく海の中にきたのに、ちっとも見る事ができないわ、残念」「シチリア・孤児院でも見てたのは灰色のかべばっかり」
シチリアに引き取られてからはずっと地と闇の中、死ぬほど蹴られて
閉じ込められていた状況で、凄惨な暴行を受けていた様子がうかがえます。
私たちの前につれて来られた、泣いていた子をバットでたたいたら大人たちは笑ってた。私も兄さまも笑った。
このようにして、精神に異常をきたした殺人鬼が出来上がりました。
お礼に見せたスカートの中には何があったのか?
明らかにされていません。ロックがそれを見て、フラフラになりながら甲板にあがって、「なんてことだ」と頭をかかえてしまうようなものがそこにあったという事です。
- グレーテルは女性だと思っていたら、実は男性器がついていた
- 去勢されていた
- 女性器・男性器がつけられていた
- 陰惨な暴行を受けた跡があった
こんなところではないかと思います。
とてもつらくなるし、普通の正義が通用しない世界がある事をひしひしと感じさせる作品でした。
最後に
Black Lagoonはとても考えさせられるアニメでした。
平和ボケした日本の中で感じている正義と、圧倒的な力の中で、力のない者たちがどのような境遇にいるのか。その中で生きるという事がどういう事なのか。
私たちの努力によって変えていかなくてはいけない世界があるんじゃないか。真剣にそう思わせてくれる作品でした。
