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勝手にまとめ【文芸短編マンガ】浅き夢見し【漫画動画】

目次

ぱんぴ学園さんの 浅き夢見しを勝手に解説 ネタばれあり

最近、ぱんぴ学園さんにはまっています。文芸短編まんがというくくりで表示されてますが、内容が小説チックで、聞き流しているだけで情景が浮かんできます。

有料のコンテンツに負けない素晴らしいコンテンツをたくさん排出されているのがぱんぴ学園さんです。

その作品の中で取り上げたいのが短編マンガ「浅き夢見し」です。

見た後に意味がつかめない

見た後に、思った感想は?

あれ、妹は?どうなったの。

ってところです。ちょっと不思議なお話しなんですけど、きゃしゃで色白、夏の暑さが苦手、繊細で病気がちの妹がいて、主人公の俺が居眠り運転のバスに引かれそうになった時に、俊敏な動きを見せて兄を救います。その後、ストロベリー味のアイスを食べていた妹は、恋人にすり替わっていて、主人公の俺は、何か大切なものを失っているけど、何を失ったか分からないんです。

勝手に解説(考察)してみます。

妹さんは、色白で、繊細で病気がち、きゃしゃな肉付き、夏の暑さが苦手で通学以外は外出しません。また、主人公の俺が事故にあいそうになった時に妹さんは走馬灯に現れません。その後、主人公には蛇にかまれたような噛み傷があり、サムネイルの絵をしっかりよく見るとキバがあります。

「俺と、妹では見た目が違いすぎる」は他人である事の暗示です。

また、事故後、ストロベリーアイスを食べているのは、恋人の明穗さんでコマ割りで出てくる妹さんは、その二人の横を通り過ぎる通行人として表れます。

以上の事から

妹さんは吸血的な妖怪であり、人の記憶を操る事ができる存在。記憶を差し替えたり、消し去る事も可能です。実は俊敏な動きもできます。

バスに引かれそうになった時に、妹さんが走馬灯に現れなかったのは、小さい時に一緒に過ごした記憶がないからです。妹さんと出会ったのはある程度年をとってからという暗示になります。

「曇天の」から始まり「青々とした夏の空」で終わる、狐憑きではないけど、物語の冒頭は何かに取り憑かれている状態で、物語の終わりには取り憑かれた状態から解放されている事を暗示しています。

物語最後の方で、明穗さんと一緒に下校し、「お前本当にそのストロベリーアイス好きだな」という描写は、冒頭に出てきた主人公の俺が横にいる構図全く同じです。ここは記憶を書き換えられていると考える事ができます。

冒頭部分のストロベリーアイスを食べている描写

物語最後の方でストロベリーアイスを食べている描写

退院して、すぐのお話しになるはずですが、コルセットとギブスを装着していない状態で、これは冒頭の描写の本当の姿とも捉える事ができます。

この後は、主人公の俺は、「上手く言えないが、妙な喪失感」を味わいます。喪失されているのは妹の存在です。事故後、主人公の言葉からは妹の話はありません。

蛇に噛まれたみたいな傷痕は、事故前からあるのか、事故後にできたものなのか、詳細は分かりません。

事故前からあるものと仮定すると、

吸血鬼的な妖怪の妹から、噛まれる事で記憶を操作されていた。取り憑かれていた。妹を守るナイトのように妖怪の存在を守らされていた。事故にあいそうになって、逆にその妖怪から守られ、その代わりにその妖怪はバスに引かれて亡くなってしまった。亡くなった後、我にかえった主人公は、術が解け、妖怪の存在ごときれいに忘れてしまった。

事故後につけられたと仮定すると、

主人公の俺を助けた妖怪は、主人公に嚙みついて自分の記憶を消し去り主人公の前から姿を消した。となります。

私的には主人公の俺を救った後、妖怪がいなくなってしまう理由が見当たらないので、噛みついた傷は事故前からあり、主人公は術にかけられて操られていた。そんなある日、妖怪は自分自身が身代わりとなって主人公を救った後、バスに引かれて存在がなくなってしまい、かけていた術がとけて主人公の妹(妖怪)との全ての記憶がなくなったのではないかが有力かと思います。

ぱんぴ学園さんのブログに、

タイトルの「浅き夢見し」には「夢見じ」という解釈もありますが、ここは意味的に「見し」としました。

【文芸短編マンガ】浅き夢見し【漫画動画】アメブロより

とあるので、「夢見じ」なら、夢なんてみるはずがない(否定)で、「夢見し」なら夢を見たという事で、やっぱり妹の存在は幻である事を表現しているかと。

妹の存在は、この世のものではないのですが、蛇に噛まれたような傷痕、イチゴ(ストロベリーアイス)好きからヘビイチゴ(語源がヘビが食べるイチゴ、ヘビがいそうなところに生息する)が連想され、蛇の化身のような存在かもと思ってみたり。だけど、明穂さんが好きなストロベリーアイスの記憶を代替した表現だったともとる事ができて、蛇の化身ではないのかもと思ってみたりです。

よく見ると妹さんにはキバがあります。

Youtubeコメント欄から

すごいです、さすが深読みされる方はいらっしゃる。考察するのにヒントを得たというか、これがそのまま答えかなと思います。

妹の正体は吸血鬼的な妖怪(色白、日差しが苦手、走馬灯に現れない、噛み傷、サムネイルの絵にキバがある)

この話には「巧妙に時間を飛ばしている」部分が二ヶ所ある。
(1)妹がアイスを食べるシーンとその前がつながっていない(曇天のいつ降ってもおかしくない天気でアイスは食べない)
(2)退院した次のカット(彼女がアイスを食べている)がつながっていない(ギブスが無い)
この二つの解釈で色んなドラマになる仕掛け。
また、頭に曇天、結びに晴天を入れることで解釈の幅が広がるようにしている(多分)

ぱんぴ学園は時々こういう話を視聴者に投げつけてくるので侮れない。

【文芸短編マンガ】浅き夢見し【漫画動画】コメント欄より

このコメント欄に対して、ぱんぴ学園さんは

裸にされた気分~

と返信されています。つまりこのコメントはぱんぴ学園さんが考えていた内容を奥まで理解されているのだと捉える事ができます。

また、ぱんぴ学園さんは、ブログの中で、

そう、妹ちゃんはあなたの心の中に存在するのです(とか、それっぽいことを言ってみる)

【文芸短編マンガ】浅き夢見し【漫画動画】アメブロより

と表現されていて、妹さんは本当は実在しないのではと思える文章も残しています。

ぱんぴ学園さん頑張って

こんな物語を作れるぱんぴ学園さんすごいです。

hanako